こんにちは!梅雨明けしても東京は酷暑です。
梅雨明け前からの40度近い暑さってこれまでありましたでしょうか?
明らかに今までの日本とは違う異常気象だと思うのですが。
そんな真夏の暑さのさなか、放送中のNHK番組「体操でぽん」で流れている「まやまやぽん!第一体操」がTwitter界隈で怖いとかなり話題になっています。
「体操でぽん」は2023年7月18日に初回放送されました。
これは現在、東京・上野の東京・上野の東京国立博物館 平成館で開催している「特別展・古代メキシコーマヤ、アステカ、テオティワカン」(2023/6/16〜2023/9/3まで。追って福岡・大阪の順で2024/5/6まで開催)に合わせて制作された番組のようです。
特別展「古代メキシコ」公式サイトより
この特別展の展示内容を子供にも分かりやすい形で広く広報する目的で制作された番組だと思いますが、その中で使用される歌がこれです。
問題の歌詞は以下の通りです。
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オルメカポン!アステカポン!テオティワカン!マヤマヤポン!
(中略)
なりたいな なりたいな! とってもつよーいジャガーさんになりたいな!
なりたいな なりたいな! 僕らのヒーロー ジャガーさん!
アステカポン!アステカポン!
なりたいな なりたいな! お空を翔けるワシさんになりたいな!
なりたいな なりたいな! みんなのあこがれ ワシの戦士!
動物と合体 パワーをもらうよ フュージョンジャガーの完成だ!
エリートってなんだかいい響きだけど負けたら心臓捧げます!
テオティワカン!テオティワカン!
なりたいな なりたいな! 羽の生えてる蛇さんに!
なりたいな なりたいな! そこらの蛇とは違うんです!
マヤマヤポン!マヤマヤポン!
なりたいな なりたいな! 天国へパタパタ 蝶々さん!
なりたいな なりたいな! いい子しかなれない 蝶々さん!
生贄たくさん見届けてきたよ 集団生贄200人!
天国に行きたきゃ楽しちゃだめだよ 心臓どくどく捧げよう!
みんなは何になりたいかな? ジャガーさん? ワシの戦士? 羽毛の蛇さん? 蝶々さん?
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ここに出てくる「ジャガー」や「ワシの戦士」はアステカ文明のエリート貴族、「羽毛の蛇」はマヤ神話における蛇神で最高神の(ククルカン=ケツァルコアトル)を意味しているようです。
また「いい子しかなれない蝶」はトルテカ族が戦争で死ぬと蝶に姿を変えて太陽まで登り、新たにハチドリに転生するという神話を示しています。
全体としては古代文明の紹介をしているテイが取られてはいますが、「集団生贄200人!」とか「心臓どくどく捧げよう!」などこれが子供向け番組か!?と耳を疑うような物騒なワードが散りばめられていますね。特に心臓を捧げる部分が複数回出てきて、かなり異常な感じが強すぎるのですが、都市伝説やワクチン反対の姿勢を取る方々の間でも有名な某YouTuverさんは「これを動画で解説してほしいと言われたけれど、闇が深すぎて怖くてできません」とツイートされています。
この歌詞を作った人物は長崎周成さんという放送作家ということです。
ご本人はTwitterで共同作詞をした、とツイートされていますが、他の作詞者についての情報はありません。ご本人も「1回見ると異常に曲が耳から離れなくなる」と記載されているように、この独特なリズムと調子のせいで、確かに1回聞いたら頭の中で自然にリフレインしてしまう気持ち悪さがあります。
こんな異常さを感じる歌詞なので、ネットでは
「親をからかっているのか、子供を怖がらせたいのか」
「正気じゃない!制作者の意図は何?」
と当然ですが批判続出です。
またダンスを担当されている女性は「あの」さんという歌手で、その独特な世界観で知られており、人気のダークファンタジーアニメ「チェンソーマン」のオープニング曲の「ちゅ 多様性」の歌と作詞を担当しています。
この「多様性」のあたり、ちょっと何かを感じ取ってしまうのですが。。
このようにただの悪ノリとは到底思えないような異常性を感じますが、現在でも動画配信中で物議を醸し続けています。これだけ反響があると広告効果としては成功なのかもしれませんが、本当にそれだけが狙いなんでしょうか。
実際、NHKは過去にも2014年に「みんなのうた」で「あなたもロボットになれる」(歌/かもめ児童合唱団) という奇妙な歌を放送しています。これは坂本慎太郎さんというシンガーソングライターの方の楽曲でご存知の方もおられると思います。
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眉間に小さなチップを埋めるだけ
決して痛くはないですよ
ロボット
新しいロボットになろう
不安や虚無から解放されるなら
決して高くはないですよ
ロボット oh
素晴らしいロボットになろうよ
弁護士ロボ 魚屋ロボ
歯科助手ロボ お米屋ロボ
税理士ロボ おもちゃ屋ロボ
アイドルロボ 警察ロボ
日本の2割が賛成している(Oho)
不安や虚無から解放されるという(Oho)
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抜粋だけでもぞわっと背筋が寒くなるのですが、この時も当然いろいろと問い合わせや批判があったようです。ちなみにこれを聞くとおのずと現在内閣府のホームページで記載されているムーンショット目標を思い起こしてしまいます。
(内閣府 ムーンショット目標1)
https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/sub1.html
このムーンショット目標については以前から堂々とHP上で記載されているにもかかわらず、一般にはまだ
知られていない気がします。私が知人に伝えた際も「こんなことが!」と非常に驚かれました。
このようにNHKは10年も前から、現実として子供を含めた日々の何気ない放送の中で折に触れ、動機のよくわからない「啓発」を仕掛けているように感じます。私たちは小気味よいリズムに乗せた歌詞で気がつくと自然に口ずさんでいたりするわけです。
なぜ国営放送のNHKがこのような放送をするのでしょうか。
その目的は何なのでしょうか。
ネットを検索してもその明確な答えは出てきません。
しかし、現状を見れば先日のワクチン被害者遺族の会の方々についての偏向報道が記憶に新しいですが、2020年からのコロナ騒動以降、その偏向報道ぶりや開き直り方は確かに加速しているように感じます。
政府の動きも、6月16日にはLGBT法案が某女優の不倫騒動の陰であっという間に参議院本会議で可決してしまいましたし、岸田政権は支持率の低下にも関わらず数日前にも「サラリーマン増税」として奨学金や遺族年金、失業手当までを視野に入れた無限の増税を視野にいれていることを発表しています。
NHKは常にこの政府の意向を汲み、それを促す姿勢をとり続けていることを考えれば、不可解なこれらの「啓発」も単独の考えではないのではないでしょうか。
なんとも薄気味悪いものが横行する世の中になってしまったものですね。
とんだ真夏のホラーです。