今年に入ってから、非接種界隈でも婚活オフ会、パーティ、非接種婚活を手がける相談所など、非接種婚活のサポートが活気づいてきました。
全国で8割接種済みという現状で、単純に数だけでいえば2割程度は未接種の婚活者さんがいるはずですね。
ただ面談などでお話を聞いていると皆さん苦戦されている現状がよく見られます。
ケース1
非接種をカミングアウトすると「終了」する
大手結婚相談所などでローラー作戦的に活動されていたAさんはこの1年で50人以上もお見合いにトライされてきました。条件も良いAさんは、最初ご自分のプロフィールで特に接種歴に触れていない間はたくさんのお申込みがあり、またお見合いの都度お話も盛り上がっていい雰囲気になるのですが、頃合いを見て「じつは・・」と非接種をカミングアウトすると途端に相手の温度感が下がり「終了」してしまうのだそう。それに疲れ、プロフで非接種を公開しました。するとあれほどあった申込みが激減し、これまたけっこうな衝撃だったとか。
ケース2
出会えるだけで発展しない
非接種の婚活サークルなどを掛け持ちし、精力的に活動されていたBさん。確かにサークルなどでは一度に多くの方に出会うことができ、一見効率が良さそうなのですが、全員が全員、真剣に結婚を目指しているかは微妙で、中には友達作りの方が好きな方も。お誘いをかけようとしても女性同士固まっていたりするので、なかなか難しいものがあるとか。
ケース3
そうはいっても条件が捨てられない
非接種のお相手がいいことはもちろんだけど、そのほかにも自分としては譲れない条件がいくつかあり、なかなか全部揃った方がおられない、というCさん。これも年代を問わず聞く案件です。結婚は一生の問題なので気持ちは分かるのですが、どこまで・いつまでこだわるかはどこかで決断しないといけない時が来そうです。
ケース4
地域差
首都圏や大阪など比較的出会うのが容易な地域もあるのですが、東北や山陰地方のように接種率が高い地域や、あまりイベントなどの開催が少ない地域ではもう絶対的に出会いが難しいです。もっと言えば、2023年5月現在でもまだ非接種であることを口外することすらためらわざるを得ないような環境の方もいます。
そもそも非接種の婚活者さん自体が少なく、「あの人もこの人ももう知ってるよ涙〜」となりやすい上にこうした課題も加わるため、どうしても難易度が上がってしまうという現状があります。
でも考えてみれば2や3は普通の婚活の出会いでも「あるある」ですよね。とはいえ無策でいても時間がただ過ぎていくだけで気持ちが焦るばかり。
ご成婚へ近づくにはどうしていったらいいのでしょうか。いくつかヒントを考えてみました。
①背水の陣という気持ちを持つ
たとえ自分がすごい好条件で、出会いやお見合いの機会がたくさんあったとしても、「満点」の人はいないでしょう。ついつい減点方式でアラが目についてしまいがちです。
でも婚活って、言ってみれば「救命ボート」に乗るようなものです。持ち込めるものは限られたものだけですよね。皆さんをサポートしていて、「自分はこれがネックになっている」というものが一つくらいあって背水の陣の気持ちで臨んでいる方の方がお見合いに進みやすく、またそこから交際に進める度合いは大きいと感じています。譲れないものはこれ、ほかは捨てられるという精神がとても大切です。
②とにかく動く
人にそれぞれやりやすいペースがあるとは思いますが、①に加えて絶対的な行動量が多い人は結果につながりやすいです。地域を選ばず足を運んで会ってみる、手に職があるからどこでも行ける、など、私が思っていた以上に、そういうたくましいスピリットをお持ちの方からお問い合わせ、ご入会をいただくことも増えてきて感動することが多いです。人数が少なければ、いる人を積極的に求めていく。
行動量で解決できる問題はかなり多いはずです。
③自分にとっての「キラメキ」を
わかりやすい条件のいい方は誰もみんな狙っているもの、競争率も自然と高くなります。
では「穴場」はどこにあるでしょうか。それは他の人にはそうでもなくても、自分にとってこれがすごく嬉しいメリットやキラメキだと思えるものを見出せばいいのです。
たとえば大抵の方が「おおらかな人がいい」と希望されますが、そういうおおらかな方が反面のんびりだったりそそっかしかったりすると愛想を尽かされやすいです。でも物事の評価は必ず両方の面でされるもの。これはこれで自分にとってはメリットだと納得できれば、自分にとってのかけがえのない人を見つけやすくなりますね。
いかがでしたか。こうして見てみると実はどんな婚活でも大事なことは共通しているんです。
確かに絶対数が少なく、出会いのチャンスが限られる非接種婚活だからこそ普通の出会いよりも厳しい面もあります。ただ自分の求めるものや軸が定まっていれば、交際からご成婚までの道筋は最短ルートを狙えるはずです。
ちなみに「カリヨンベルのTweetに共鳴して入る方は自分と方向性が似ていそうだから興味を持った」という嬉しいお声もいただいていますが、本当にそれは当たっていて、いい目の付け所だと思いました(笑)
いろいろ考えて悩んでいる方もぜひ一度、気軽にお問い合わせくださいね。