「不安商法」という言葉を聞かれたことはおありでしょうか。
「〜しなければ危ない」とか「その◯◯を食べていたら健康を害する」などの刺激的なキャッチコピーが結構な頻度で目に飛び込んできますよね。
ネットの普及に伴ってこういう広告はどんどん増加しているように感じます。
実は日本は不安ビジネスの温床になっているんです。人の恐怖を煽るような広告方法は世界中で昔からあるのですが、日本人の性質から特に馴染みやすくなっているんですね。
① 人と同じでないと落ち着かない
② 出る杭は打つ
③ 得をするよりも損をしたくない
日本人のこういう特質が不安ビジネスを余計にはびこりやすくさせてしまうんですね。
こういう流れを受けて平成30年には消費者契約法が改正され、3条3項4号に「不安を煽る告知」として特に悪質なものを取り消し要件として規定しています。
これくらい現代は「煽り」がそこかしこに溢れていて、いろんなところで自分の判断がどうか自信がなくなることも多いかと思います。
職場でそういう時はどうでしょうか?上司に相談したり会議で検討したりしますよね?
結婚では・・結婚相手というチームメイトと一緒に検討できる場を手にすることができます。
私がパートナーがいてくれてありがたいと感じるのは、何かをあと押ししてくれる時と反対に判断を止めてくれる時です。すべて一人で判断しなければならない場合は自分の視点のみで対応しなければならず、別の角度からの見方ができません。パートナーを得ることにより、万が一煽りに乗ってしまっていてもそれを違う角度からフォローしてくれる人がいるというのは大変心強いことです。
誰でも得意不得意な面があります。婚活をする場合はチームとして家庭を切り盛りするにあたり、「この人と自分はニガテな領域を互いに補い合える相手かどうか」も判断の重要な尺度にしてみてください。