「いつかは結婚したい」
彼氏との会話でこのフレーズを聞いた女性はきっと少なくないはず。
女性にとってはちょっと迷惑な話ですが、男性には出産のような生物学的なリミットがありませんので、どうしても支払期日のない約束手形のような罪作りなコトバになってしまいがちなのですね。
多くの妙齢女子や婚活女子が翻弄されるこのフレーズに対抗したツワモノが、かつて私の身近にいました。彼女Mさん(当時30歳)は仕事もよくでき、コミュニケーション能力も高い、AKBメンバー風の美貌の持ち主。そして彼女には、8年もの長きにわたり付き合ってきた彼氏がいました。
Mさんは自身の節目である誕生日に、8年付き合った彼氏にこう言ったそうです。
「私たち長年つきあったよね。このまま結婚するか、別れるか決めて。どっちでもいいよ!」
その結果どうなったかというと・・・彼女は見事ゴールインを決め、職場のみんなから祝福を受けて微笑むことができました。そう、彼女は覚悟を決めて、彼氏の「いつか」を「今」に変えるという賭けに出たのです。
彼女のように知性や美貌に恵まれていてさえも、そんな賭けに出ないといけないのか・・とその時私はしみじみ思いました。
すでに付き合っている男性に「決断」することを求めてそれに成功するかどうかは勇気も要りますし、その結果別れてしまうリスクもあります。しかし、ずるずる時間だけ延ばしても解決する問題ではありません。彼氏に選択を迫ることで結婚という問題にリアリティをもたせなければどうにもなりません。
行動にうつすことを促さなくては現状は変わらないんです。
ですので、ご自身がリアルに結婚を射程に入れていて、かつもしこれから結婚相手を探すというのであれば、これはもう間違いなく「今すぐ結婚したい」という男性を選んで活動するべきです。
これまで結婚というイベントについてのんびりと構えていた男性もいったん決断すると具体的に、効率的にものごとを運ぼうとします。結婚前提で相手を見る心の準備ができている「エンジンが温まった状態」の男性に絞って婚活することは、あなたの時間や可能性を大切に守る一つの手段といえるでしょう。おつきあいに入る前段階でその二人の立ち位置や関係性は決まっているのです。
そしてそれなりの身銭を切って結婚相談所に登録している男性は、少なくともその意志を行動で示していると見て大丈夫なはずです。うまく活用してスムーズな婚活を進めていただければと願います。