当相談所が加盟する日本仲人連盟と一緒にSCRUMを運営されている、全国結婚相談所連盟(TMS)が「コロナ前後での恋愛・結婚活動に変化」に関するアンケート調査を実施されました。
【調査結果サマリー】
・コロナ禍で結婚への気持ちが高まった方は33%
・コロナでお相手に求める条件に変化があった方は22%
・緊急事態宣言下においては約2割の方がオンラインデートを活用
「引用:全国結婚相談事業者連盟(TMS)(https://www.nakoudonet.com/)」
コロナ禍で自粛を余儀なくされ、結婚への意欲が低下することも懸念されましたが、逆に「結婚したい気持ちが高まった」と回答された方が約3割となり、「結婚への意識が下がった」と回答された方の約5倍となりました。
そういえば、3.11の後も人と人との絆の大切さへの意識が高まり、結婚するカップルが増加していましたね。
そして、結婚相手に求める条件の変化も注目すべきところです。
男性については、
①「一緒に過ごす時間の居心地の良さ」のポイントアップ
②「容姿・センス」の大幅ランクダウン
③「健康であること」「自分の家族を大切にしてくれる」の大幅アップ
女性については
①不動の1位であった「安定した収入・職業」がコロナ後に2位に後退
②「一緒に過ごす時間の居心地の良さ」のポイントアップし1位に
③「健康であること」「自分の家族を大切にしてくれる」の大幅アップ
④「容姿・センス」「学歴」の大幅ランクダウン
この結果から、男女ともこれまでのお相手に求める要素が大きく変わりつつあることを感じます。
容姿の見栄えや学歴よりも、一緒に過ごす時間が劇的に増えたことで、一緒にいても快適かどうかが大きなウェイトを占めるようになったこと。そしてなにより、健康の重要性が再認識されてきたということです。
健康の重要性は説明の必要もないでしょう。
一緒にいて快適かという点については、当然物の見方や考え方が大きく影響してくると思います。同じものを見ても価値観が異なれば一緒にいて楽しいという感情は生まれにくいですし、争いになってしまったりすると離れる時間が少ない分ストレスを感じやすくなることもあるかもしれません。
そしてもし意見が異なっても相手の意見を否定せずに受け止められる柔軟性やキャパシティの広さなど、「成熟した心」「心のゆとり」があることがこれからの最重要な条件になるといえるでしょう。
これまでどうしようもないと思っていた「好まれる条件」の大きな変化。
今まで以上に、外見よりも、健やかな身体と心であるかが最重要と考えられる時代が来たといえますね。