コロナ禍ももう3年目に突入しました。様々な面でストレスフルな毎日となっていますが、こと婚活を急がれている方々は悲壮な気持ちになっている方も多いことと思います。
コロナでお見合いが組めなかった。もうダメなのでは。
こんな感じで落ち込んで負のスパイラルになってしまうこともあるかも。
こんな時、一番大切なものはものの見方をどうするかということです。
レジリエンスという言葉をご存知でしょうか。これは困難に直面した時の心の回復力や弾力、柔軟性のことを言います。つまりこのレジリエンスが高いほど、逆境や困難に押しつぶされることなく置かれた環境に適応して生き残っていけるということです。私は婚活ではこのレジリエンスを高く保つことが一番重要だと考えています。
そもそもレジリエンスは第二次戦争でのホロコーストで、過去のトラウマにより傷ついたままの子供と、トラウマを克服して人生を充実させている子供のパターンを分析し、違いがこのレジリエンスの有無だった研究結果から注目されてきた言葉です。生活していく上でストレスは避けて通れませんが、レジリエンスが高ければその負荷をはねのけて前進していくことが可能になるのです。
婚活でも今すぐの対面のお見合いが難しくても、「もうダメだ、婚活をやめよう」と思うのと、「オンラインでなら顔を繋いでおけるぞ」と考えるのとではきっと結果も変わってくるでしょう。「たまたまタイミングが悪かったから」とか「しばらく辛抱すればきっとすごくいい相手に会えるに違いない」などといった捉え方ができれば、やみくもに悲観しないですみます。
またコロナ禍だけの問題でなく、普段のお見合いや交際が思うようにいかない時でも、落ち込むのではなく「今日は異業種の面白いこぼれ話を聞けたからまあいいか、得したと思おう!」など物事のよい面を見つけることが心が疲れてしまわないコツなのです。
レジリエンスにはユーモアのセンスも効果的ですよね。コロナだけでなく、世界情勢など悲しいニュースも多い今日このごろ、健康に生活していくためだけでも、ちょっとした失敗や落胆なら笑い話にしてしまうくらいでちょうどいいのではないでしょうか。