うまくいく婚活① その駆け引き必要ですか?

誰でもできるだけ効果的に婚活を進めて、しんどくない恋愛を経て晴れて成婚を夢見ておられると思います。巷にはいろんな恋愛必勝法のルールブックがありますし、真面目に取り組まれる方ほど数多くの「必勝の公式」を目にされているのではないでしょうか。

特によくあるのが「相手を自分に惚れさせなければ恋愛では不利なので、自分からは絶対好きと言わない」とか「あまり好意を持っているのがわからないように、LINEやメールなどは相手より淡々とした内容で」などです。

かなり方々で目にするので、(ああ、やはり簡単に好きだとばれてはいけないんだな)と思い込まれることもあるかもしれません。実際、「うまく駆け引きをして告白は相手から、相手に自分を好きにさせる」という恋愛メソッドで高い成婚率を謳っている婚活サービス事業者さんもおられるようです。

 

しかし、私はこの「好きなのを悟られてはいけない」というルールは特に気にする必要はないと思っています。そもそもこうした駆け引きをするのは「自分が適当にあしらわれて傷つくことがいやだから有利にものごとを運びたい」ということなので、少し器が小さいように見え残念です。相手の気持ちはどうでもよく、自分のために保険をかけているだけでは、相手も自分も尊重しあっていく関係を築くことはできません。(特に結婚相談所の婚活では短い期間で相手のことをできるだけよく知り、お互いの相性を見極めることが重要なのですから、駆け引きよりもできるだけたくさん会って好意を率直に伝えていく方が重要です)

また、こういう駆け引き重視の方針で婚活を進めるのは別の意味でも危険です。

「相手から好きになってもらう」ということにこだわるということは、2人の関係性に上下関係を持ち込むということです。「先に好きになった方が負け」なので自分は負けたくない。こういう気持ちでお相手を探していると、必然的に同じように上下関係を基準に人間関係を考えるくせのある人ばかり集まってきてしまいかねません。それでうまく成婚できても、結婚生活では常に主導権をどちらが取るかの心理戦を続けなければいけなくなります。

 

誰でも、ただ「結婚」がしたいわけではなく「永続的な夫婦関係を築ける結婚」がしたくて婚活をされているはずですよね。恋愛に勝ち負けなどなく対等、という考えを持ちそういう行動を取っていれば、必ず同じような考え方の人を引き寄せることになります。そしてそういう人は素直に好意を見せてくれる人の気持ちを逆手に取って、ぞんざいな扱いをすることはありません。ですので駆け引きをそんなに気にする必要はないんです(多少ならスパイスとしていいかもしれませんが笑)。

 

でも「勇気を出して好意を見せたけれど玉砕したよ」ということもあるかもしれません。なんだやっぱり駆け引きって必要じゃない?という方は、その回答としてご用意した次回のブログをどうぞご覧ください。